
海外FX 業社別 徹底比較
これからFXを始めようと思っていても、FX業社をどこにしていいのかわからないという方も多いと思います。
海外FX業社のボーナスキャンペーンはとても充実していますが、まずはその前に、本当に海外FX業社ってそんなにいいの?と思われている方もいることでしょう。
海外FX業社には、国内FX業社にはない多くのメリットがありますが、デメリットも十分把握したうえで、自分のトレードスタイルに合った業社を選ぶとよいでしょう。
デメリットの中には解決できるものもありますので、ご覧ください。
では一つずつ、そのメリットやデメリットをご紹介します。
海外業社に多い「NDD方式」とはFX取引が直接金融機関と行われ、業社はその仲介をしている関係にあります。この方式の場合、トレーダーが儲かると業社も儲かるwin-winの仕組みなので、トレーダーの利益を守ってくれやすい安心感があります。
一方、国内業社で多い「DD方式」とはトレーダーはいったんFX業社に注文をするため、都合が悪い注文の場合、ディーラーの裁量で、ストップ狩り/スリッページ/約定拒否(リクオート)/レート変更などが行われることがあります。
トレーダーの損失分が業社の利益となるため、不測の事態が起きた時には、トレーダーよりも業社の利益を優先されやすい特長があります。
こうしてみるとNDD方式を採用している業社の方が安心してトレードができることがわかります。
<参考>NDD方式とDD方式の違い
国内業社ではDD方式を採用しているため、特に相場急変時に約定拒否をされる場合があり、決済したくてもできないということもあります。
例えば、大暴落が起こり、レートがぐんぐん下がっているので、すぐ決済したいのに約定されないと、損失がどんどん膨らんでしまうのです。
トレーダーが多くの損失を出すのは、相場急変時であることが多いのです。
ですから、その場合の対策を万全にしておくことが大切。
ゼロカットシステム同様、約定拒否がないことは大きなメリットとなるため、NDD方式を採用している業者を選ぶ方がいいのです。
ロスカット基準(最低証拠金維持率)とは、証拠金がある一定の基準を下回ると、業者により強制的に決済されますが、その水準がどのくらいか、といことです。
海外業社では平均して証拠金維持率の20%~40%を下回った時に強制ロスカットが発動する場合が多くなっています。中には0%という業者もあります。この場合、証拠金を目いっぱい使うことができるという意味です。
国内業社では100%を下回った時であることが多いので、証拠金を多めに入れるか、取引量を少なくしておく必要があります。
国内業社の場合、口座開設ボーナスは少な目で、平均して1万円ほどの入金ボーナスである場合が多いのです。
しかも、未入金トレードではなく、入金して初めて付与されるというケースがほとんどです。。
その入金額もかなり多くないとそれなりのボーナスが付与されない場合が多いので、ハードルが高いのです。
海外業社の場合は、ボーナスには力を入れて、内容もかなり豪華なものになっています。
顧客獲得に努力しているのですね。
未入金トレードが可能な口座開設ボーナスに加えて、入金額の100%ボーナス、損失補填、キャッシュバック、他社からの乗り換え損失補填、さらに豪華なプレゼントなどさまざまなボーナス特典が用意されていたりします。
ボーナスは、おおむね、出金はできませんが、ボーナスを使って得た利益は出金することができます。
自己資金を少しでも減らすには、ボーナスは大いに活用したいところです。例えば、入金ボーナス100%であれば、自己資金が2倍になるわけですから、同じ取引量であれば、自己資金はボーナスなしの場合の半分で済むわけで、その分損失リスクが小さくなります。
海外業社ではほとんどがMT4・MT5というプラットフォームを無料で使うことができる場合が多い。つまり、一度慣れてしまえば、どの業社ででも、使いこなすことができるということになります。
国内業社の場合は、業社によりプラットフォームが異なるため、業社を変えると一から慣れる必要があります。
また、MT4やMT5に設置することができる自動売買ソフト(EA)も多数出回っており、例えばGEMFOREXのように150種類もの自動売買ソフト(EA)が使い放題という業者もあります。
<使いやすいと定評のあるMTの画面>
海外FX業社でもデメリットはあるものの、業社を選ぶ、口座を選ぶ、などで解決できることが多い。 それよりも、数多くのメリットの恩恵を受ける方が優先であると筆者は思います。 その中でも、ゼロカットシステムは、トレーダーが安心してトレードするために、そして、 大切な財産が消えてなくなってしまうのを避けるためには、非常に大きなメリットと言えるでしょう。
また、このように安心してトレードできるからこそ、ハイレバレッジをかけての取引が可能となるのです。
ハイレバレッジがかけられるということは少ない資金でのトレードが可能になるということです。
そこで登場するのがボーナスキャンペーンの恩恵ということになります。 ボーナスキャンペーンとレバレッジの相乗効果で、よりリスクを下げてハイリターンのトレードを行うことができることは海外FXの大きなメリットとなるでしょう。
レバレッジとは、てこの原理、つまり、少ない力で大きなものを動かすということです。
FXの場合、少ない力とは少ない資金、大きなものとは、大きな資金のことです。
個人の場合国内FXはレバレッジ最大25倍、海外FXは100~3000倍となっています。
国内の業社は日本の金融庁の管理下にありますから、国で決められた最大レバレッジを順守する必要があり、最大25倍と決められています。
昨年10倍にまで引き下げられるという話もありましたが、とりあえずは現在は25倍となっています。
が、また10倍に引き下げれる懸念が消えたわけではありません。
一方、海外FX業者はその規定がない為、400倍、888倍、1000倍、3000倍とさまざまな最大レバレッジを提供しています。
【レバレッジの差による自己資金と証拠金の関係】
自己資金が10,000円あるとします。1ドル100円とします。
レバレッジを10倍効かせれば 1000通貨の取引(10万円分)の取引を行うことができます。
同じ様に、
レバレッジ100倍で 10000通貨の取引(100万円)
レバレッジ1000倍で10万通貨(1000万円)
の取引を行うことができるのです。
逆に言えば、レバレッジを高く効かせるほど、証拠金が限りなく少なくて済むわけです。
日本国内のFX業者と海外FXの場合を数字で比べてみましょう。
国内FX:1000万円分の取引をするのに、レバレッジ25倍の時、証拠金は40万円
海外FX:1000万円分の取引をするのに、レバレッジ1000倍の時、証拠金は10000円
いかがですか?レバレッジが高くなるほど、自己資金が少なくて済むことがわかります。
しかし、自己資金が少なくても、取引額が多ければ、利益も多いけれど、損失が出た時も大きくなるのでは?とうい疑問がわきます。
海外FXであれば、ゼロカットシステムにより、証拠金を上回る損失が出た場合は、業者が負担してくれるのです。その意味でも証拠金をできるだけ低く押さえることがポイントとなります。