海外FX 業社別 徹底比較

海外FX業者を利用することで得られる7つのメリット

「海外FXに興味があるけどメリット・デメリットがわからない」「取引を始める前に国内FXとの違いを理解しておきたい」などと考えていませんか。

一般的にリスクが高いと思われがちな海外FXですが、必ずしもそうとは言い切れません。国内FXにはないリスクを管理する仕組みを採用している事業者が多いからです。

この記事では、口座を開設する前に押さえておきたい海外FXのメリット・デメリットを詳しく解説しています。納得してから取引を始めたい方は、参考にしてください。

海外FXと国内FXの違い

海外FXは、国外に本社を構えるFX業者を利用して取引を行うことです。同じFXですが、国内FXとは特徴が大きく異なります。どのような違いがあるのでしょうか。

取引方法

代表的な違いのひとつといえるのが取引方法です。海外FX業者は主にNDDと呼ばれる取引方法、国内FX業者は主にDDと呼ばれる取引方法を採用しています。NDDは「No Dealing Desk」、DDは「Dealing Desk」の頭文字をとった略語です。ここでいう「Dealing Desk」はFX業者と考えればよいでしょう。

つまり、NDDは顧客から受けた注文をインターバンク市場へそのまま流す取引方法、NDDは顧客とFX業者が取引を行う取引方法です。

レバレッジ

海外FXと国内FXを比べると、最大レバレッジにも違いがあります。レバレッジは、預けた証拠金以上の取引を行える仕組みです。

例えば、レバレッジ25倍であれば証拠金の25倍、レバレッジ100倍であれば証拠金の100倍の取引を行えます。つまり、同じ自己資金でも、海外FXと国内FXでは取引を行える金額が異なるのです。

海外FXのメリット

以上のほかにもさまざまな違いがあります。両者の違いはメリット・デメリットにも影響を及ぼします。海外FXの主なメリットは次の通りです。

ゼロカットシステムを採用している

取引を始めるうえで注意したいのが追証です。追証は「追加証拠金」を意味します。

FXでは、為替レートの急激な変動などを受けて証拠金維持率が各FX業者の定める割合を下回ると、定められた期限までに証拠金維持率の改善を求めるマージンコールが発生します。

マージンコールの対処法は「FX業者が定める割合を上回るように証拠金維持率を改善する」「保有している通貨を決済する(損切り)」のいずれかです。証拠金維持率は、証拠金を追加で預けることで改善できます。これを追証といいます。いずれを選ぶにせよ、対処が遅れると強制的に決済(=強制ロスカット)されてしまいます。

以上の仕組みを導入することで預け入れた証拠金を上回る損失が発生しないようにしていますが、全てのケースでこの仕組みが有効に働くわけではありません。このような事態を想定して、海外FXの多くは口座残高を上回る損失が発生したときに損失分をゼロに戻す「ゼロカットシステム」を採用しています。

したがって、同システムを導入している海外FX業者を利用すれば、預け入れた証拠金以上の追証が発生することはありません。リスクを管理しやすい点は大きなメリットです。ちなみに、国内FX業者は、法律で損失の補填を禁止されているためゼロカットシステムを採用できません。

ハイレバレッジで取引可能

前述の通り、海外FX業者と国内FX業者では最大レバレッジが異なります。最大レバレッジは、海外FX業者のほうが高くなります。

国内FX業者の最大レバレッジは25倍です。投資者保護のルールで、取引金額に対して4%以上の証拠金を預け入れて維持しなければならないと定められているため、25倍以上のレバレッジを利かせることはできません。[1]

海外FX業者は、以上のルールによる規制を受けません。したがって、最大レバレッジを100倍としているところや1,000倍としているところなどがあります。わずかな自己資金で大きな利益を狙うことが可能です。例えば、預け入れる証拠金10万円で取引できる金額を比較すると次のようになります。

【取引可能額】

  • レバレッジ25倍=250万円
  • レバレッジ250倍=2500万円

預け入れる証拠金は同じ10万円ですが、レバレッジ25倍とレバレッジ250倍では取引可能額に10倍の差があります。当然ながら、その他の条件が同じであれば期待できる利益も10倍になります。ただし、想定される利益とともに想定される損失も10倍になる点に注意が必要です。レバレッジを高くすると、大切な自己資金が一瞬出なくなってしまうことも考えられます。レバレッジを高くしたい場合は、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者を選ぶとリスクをコントロールしやすくなります。

ボーナスが充実している

取引を始めるにあたり必ずチェックしておきたいのが各業者のボーナスです。上手に活用すれば、取引を有利に進めやすくなります。具体的な内容はケースで異なりますが、海外FX業者のボーナスは国内FX業者のボーナスよりも豪華で、満たさなければならない条件も少ないとされています。

例えば、国内FX業者は「新規口座開設+一定額の入金と一定通貨以上の取引」をボーナス達成の条件としているケースが一般的です。これに対して海外FX業者は、口座開設だけで10,000円ボーナスプレゼントなどを行っているところが少なくありません(=口座開設ボーナス)。このようなボーナスを活用すれば、自己資金なしで利益を狙うことも可能です。

また、口座開設ボーナスに加え、入金ボーナスやその他特典を用意しているところもあります。入金ボーナスは入金するだけでキャッシュバックなどを受けられる仕組みです。例えば、入金額に対して50%のボーナスを付与しているところや100%のボーナスを付与しているところなどがあります。

100%のボーナスを付与しているところであれば、1万円を入金すれば口座残高は2万円になります。以上のほか「ご友人紹介キャンペーン」「バースデーキャンペーン」などを実施しているところがあります。

ただし、海外FX業者であっても、ボーナス分をそのまま出金することは基本的にできません。出金できるのは、取引で得た利益分のみです。つまり、ボーナスで付与されるのは、取引に活用できる資金といえるでしょう。残念と思うかもしれませんが、自己資金にプラスして活用できるため海外FXの大きなメリットと考えられます。

小額から始められる

少ない自己資金でエントリーできる点も海外FXの魅力です。多くの自己資金を必要としない理由は、ハイレバレッジを利かせることができるうえボーナスも豊富だからです。国内FX業者に比べると小額から始められる傾向があります。

例えば、口座開設ボーナス10,000円、最高レバレッジ1,000倍の事業者を選べば、自己資金を使わず1,000万円分の取引を行える可能性があります(実際の取引条件は各事業者が設定)。あるいは、入金ボーナスを用意している事業者であれば、自己資金以上の取引を行えます。自己資金の倍にあたる金額で取引できることも考えられます(入金ボーナスの上限に注意が必要です)。

実際の条件はケースで異なりますが、小額でスタートできる点、小額でも大きな利益を狙える点は大きなメリットといえ、少ない自己資金を効率よく活用したい場合におすすめです。

ただし、前述の通りハイレバレッジを利かせると損失額も大きくなる恐れがあります。この点が気になる場合は、ハイレバレッジではなくボーナスをうまく活用するとよいでしょう。

約定力が高い

取引を始めるうえで確認しておきたいポイントとして約定力もあげられます。約定力は、注文を出した金額で取引を成立させる能力です。一般的にはこの能力が高いほど、思い通りの取引を行いやすい、つまり利益を狙いやすく損失を抑えやすいと考えられています。約定力が低いと狙ったタイミングを逃してしまうため、期待する利益を得られないことや損失の拡大が予想されるからです。

約定力に大きな影響を与えているのがリクォートです。リクォートは、狙ったタイミングで注文を出しても約定されず事業者から別のレートを提示されることを指します。約定拒否と言い換えてもよいでしょう。

例えば、以下のケースなどが考えられます。

【リクォートの例】

  1. 1ドル110円で保有
  2. 1ドル113円に相場が変動
  3. 利益を確定させるため注文を出す
  4. 注文を拒否されて1ドル110円で再提示される

リクォートは、相場が急激に変動したときなどにDD方式で発生しやすいとされています。再提示は基本的に不利なレートになるため、投資者にとってメリットのあるものではありません。

多くの海外FX業者が採用しているNDD方式は、投資者の注文をインターバンク市場へそのまま流すためリクォートは基本的発生しません。したがって、約定力が高いといえます。

プラットフォーム(MT4・MT5)が共通

FXにおけるプラットフォームは取引ツールを指します。取引ツールの主な役割は、売買注文を行うことや、約定履歴を確認すること、テクニカル分析を行うことなどです。

プラットフォームにより機能は異なるため、利便性の高いものを採用している事業者を選ぶことが重要です。

海外FX業者の多くは、MT4またはMT5と呼ばれるプラットフォームを採用しています。MT4の主な特徴は以下の通りです。

【MT4の特徴】

  • カスタマイズ性が非常に高い
  • 自動売買プログラム(EA)に対応している
  • 複数の口座に対応している
  • 動作が非常に軽い

MT5は、MT4に新たな機能を追加してスピードも改善した後継モデルです。非常に優れたプラットフォームを利用できる点も海外FXの魅力です。また、多くの事業者が同じプラットフォームを採用しているため、乗り換えも簡単に行えます。

これに対し国内の事業者は、独自のプラットフォームを採用しているケースが少なくありません。また、更新が遅れて旧式のプラットフォームになっていることもあります。MT4やMT5と比べると使い勝手は悪いことが多いでしょう。

上記のとおり、海外FX業者は、安定した取引環境を提供しています。

NDD方式を採用している

ここまで説明してきた通り、国内の事業者と海外の事業者では取引方法が異なります。海外の事業者は、顧客の注文をそのままインターバンク市場へ流すNDD方式を採用しています。ちなみに、インターバンク市場は金融機関をはじめとする限られた参加者が取引を行っている市場です。

NDD方式の主なメリットは、ディーラーが介入しないため公平性の高い取引を行うことができ、投資者は有利なレートで取引を行えるという点です。また事業者の主な収入源が手数料になる点もポイントです。

投資者の勝ち負けと業者の儲けが連動しないため、不透明なリクォートは基本的に発生しません。

もちろん、気を付けたいデメリットもあります。NDD方式を採用している事業者はDD方式を採用している事業者よりもスプレッドが広くなる傾向があります。ここでいうスプレッドは、ある通貨ペアを取引するときにおける売値と買値の差額です。スプレッドが広いほど取引コストは大きくなります。つまり、NDD方式を採用している海外FX業者は取引コストが高くなりがちです。スキャルピング(超短期取引スタイル)やデイトレード(短期取引スタイル)を行いたい場合は、取引回数が増えるためスプレッドに気を付けるほうがよいかもしれません。

ロスカット基準が低いケースが多い

ロスカットは、各業者が定める証拠金維持率(ロスカット基準)を下回ったときに、損失を限定するため強制的に決済する仕組みです。証拠金維持率は「有効証拠金÷必要証拠金×100」、有効証拠金は「口座残高+含み損益」で求められます。

つまり、含み損が大きくなるほど証拠金維持率は低くなるためロスカットのリスクは高くなります。

ただし、ロスカット基準は業者により異なります。具体的な割合はさまざまですが、海外事業者と国内事業者を比べると前者の方が低く設定されているといえるでしょう。国内事業者は100%または50%に設定していることが一般的です。これに対して海外事業者は、20~40%程度が平均と考えられています。

以上の違いがあるため、海外事業者のほうが証拠金(自己資金)を有効活用しやすいといえます。ロスカット基準が高い国内事業者は、証拠金を多く用意するまたは取引量を調整する必要があります。多くの事業者がゼロカットシステムを採用している点も魅力です。一般的なイメージとは異なり、安心して取引を行いやすいといえるでしょう。

海外FXのデメリット

ここからは、取引を始めるにあたり理解しておきたいデメリットを紹介します。海外FXを始める方は、次の点に注意が必要です。

税金が高い

取引で一定以上の利益を得た場合、所得税を課されます。海外FXと国内FXでは課税方式が異なります。

海外FXで得た利益には総合課税が適用されます。総合課税は、給与などと合算して求めた合算所得に対して所定の税率をかけて所得税額を算出する課税方式です。税率は、所得金額に応じて5~45%まで段階的に上昇します(7段階の累進課税)。

したがって、給与や利益が多いと税率は高くなってしまいます。例えば、所得金額が194万9,000円までであれば5%、330万円~694万9,000円までであれば20%、900万円~1799万9,000円までであれば33%になります。[2]

これに対して国内FXで得た利益は分離課税が適用されます。分離課税は他の所得とは別に税額を算出する課税方式です。税率は一律で20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%+地方税5%)となっています。[3]したがって、給料や利益が多くても、税率が上昇することはありません。

以上からわかる通り、海外FXは所得によっては税金が高くなってしまいます。この点はデメリットとして理解しておかなければなりません。

※ただし、海外FXの方がレバレッジが高いため、同じ金額を投資したとしても、得られる利益は海外FXのほうが何十倍にもなりますから、結果的に利益の多さを比べると、税金が多少高くても海外FXの方が手元に多く残ることになります。

すぐに資金が無くなるリスクもある

メリットで紹介した通り、海外FXの最大レバレッジは国内事業者よりも高く設定されています。少ない自己資金で大きな利益を狙える点は魅力ですが、レバレッジを高くすると想定される損失額も大きくなります。

例えば、1ドル100円のときに証拠金10,000円でドルを購入すると次のようになります。

【レバレッジ10倍】

  • 1万円×10倍=10万円
  • 10万円/100円=1,000ドル
  • 1ドル90円になると1万円の損失

【レバレッジ100倍】

  • 1万円×100倍=100万円
  • 10万円/100円=10,000ドル
  • 1ドル90円になると10万円の損失

適切に運用しないと、自己資金をすぐに失ってしまうかもしれません。

証拠金以上の損失額はリセットされる

それでも、海外FXの場合、「ゼロカットシステム」を採用している業者がほとんどのため、国内FX業者にありがちな相場急変時に起こる追証がないため、証拠金以上の損失は発生しません。
つまり、自分の余剰資金だけをFXに投入しておけば想定外の損失を被って破産というようなことにはならないのです。

信頼性の低い悪質な業者もいる

日本国内の規制を受けないため、海外FX業者の中には悪質といわれるところが混ざっています。よく確認せず利用すると、約束されていたはずのボーナスを受け取れないことや儲けを引き出せないこと、トラブルが起きたときに対処してもらえないこと、事業者が倒産してしまうことがあるため注意が必要です。

事業者の信頼性を評価するため参考にしたいのが金融ライセンスと資金管理方法です。金融ライセンスは、金融サービスを業として行うため必要になる許可証といえ、発行元により信頼性は異なりますが、保有している事業者は一定の基準はクリアしていると考えられます。

資金管理方法は、投資者から預かった資金の管理方法です。事業者の資金とわけて専用口座で管理する分別管理、同じく専用の信託口座で管理する信託保全を導入している事業者は信頼性が高いといえます。

出金に時間がかかる業者も

出金に時間がかかる点も押さえておきたいポイントです。具体的な所要時間はケースで異なりますが海外送金を用いる場合、手続き開始から着金まで3~5営業日程度かかります。送金手数料の相場は2,500~3,500円程度です。

出金に手間がかかる点も理解しておかなければなりません。例えば、海外送金は公式サイトのマイページから出金先銀行情報を英語で記入して申し込むことになります。当然ながら、各銀行に割り振られたSWIFTコードも必要です。また、FXの口座名義と同じ名義の出金先が求められます。マネーロンダリングを防ぐため、家族であっても別名義には基本的に出金できません。国内の事業者と比べると、やや面倒といえるでしょう。

最近は出金が早い

海外からの送金で出金が遅くなることでユーザーが不安になることは、業者も承知の上で、そこは業者側でも考えています。日本の場合日本国内の銀行に資金をプールしておいて、出金は1日~数日で完了するようにしている業者が多くなっています。

スプレッドが広い

NDD方式が主流となるため、DD方式を採用している事業者よりもスプレッドは広くなる傾向があります。手数料が主な収入源になるからです。取引回数が多くなる場合は、よく確認しておかなければなりません。

ただし、投資者の利益と事業者の利益が相反しないため、公正・公平な取引を期待できます。

入出金に関するルールが複雑

さまざまな入出金方法に対応している点は魅力ですが、それぞれにルールが設けられているため海外FXは入出金にあたり混乱が生じやすい傾向があります。多くの海外事業者は、クレジットカード・電子ウォレット・銀行送金による入出金に対応しています。

出金は入金した方法で行うことが基本です。ちなみに、クレジットカードは、入金額が出金額の上限額になります。利益がでている場合は、他の方法での出金も必要です。入出金に関するルールを把握していないと、希望通りに出金できないなどのトラブルに遭遇する恐れがありますので、事前に確認してから取引を始めましょう。

海外FXはメリット・デメリットを理解してから

海外FXを始める前に理解しておきたいメリットとデメリットを解説しました。同じFXでも国内FXとは特徴が異なるため、内容をよく理解してから取引を始めることが重要です。これから口座を開設する場合は、事業者の特徴も押さえておくことをおすすめします。

海外FX徹底ガイドでは、海外FX各社が提供するボーナスについて徹底比較した上で、最新の情報を発信しておりますので、ボーナスを元手に海外FXへのチャレンジをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

[1]出典:金融庁:外国為替証拠金取引について [2]出典:国税庁:No.2260 所得税の税率 [3]出典:国税庁:No.1331 上場株式等の配当等に係る申告分離課税制度
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