口座開設ボーナスとして10,000円を提供している海外FX業社はいくつかあります。
ですので、FXが初めてとういう方には、この10,000円が初めての取引という場合も多々あるでしょう。
さて、10,000円を付与されたところで、いったいどのくらい買えばいいのか?
そんな疑問をお持ちの方も多いでしょう。
10,000円という金額は、ボーナスでなくても、「とりあえず入金してみよう」と思うのにありがちな金額「なので、口座開設ボーナスを受け取っていない方も合わせて御覧ください。
ここでは、口座開設ボーナスにありがちな10,000円という証拠金を使って、どのくらいのトレードをしたらいいのか、何ロット買うとロスカットリスクはどのくらいなのか、などについてご説明します
初心者が一番はじめに買う事が多いUSD/JPYでシミュレーションしてみましょう。
最大レバレッジはここでは1000倍と、最低取引金額は0.01を想定します。
海外FXの場合、口座や業社によっても異なることがありますが、スタンダードな口座はおおむね、1ロット=10万通貨であることが多いのです。
最低取引金額は0.01を想定します。
また2019年7月下旬はドル円レートは108円前後なので108円とします。
50銭上がったところで利益確定の指値を入れておくとします。
(ちなみに1日で0.5銭くらいの変動はよくあります。)
通貨ペア | USD/JPY |
---|---|
売買 | 買い(ロング) |
証拠金 | 10,000円 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
最低取引額 | 0.01 lot |
取引量1ロット(10万通貨) | 1 lot |
ロスカットレベル | 20% |
USD/JPY レート | 108円 |
必要証拠金 | 10,800円 (10,000円では足りません) |
ロスカットレート | 107.896 |
利益確定pips | – |
利益が確定した場合の利益 | – |
上記を見ると、きりがいいからと、1ロット買おうと思うと、必要が証拠金が足りません。
では、少し下げてみましょう。
通貨ペア | USD/JPY |
---|---|
証拠金 | 10,000円 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
売買 | 買い(ロング) |
取引量1ロット(10万通貨) | 0.8 lot |
ロスカットレベル | 20% |
USD/JPY レート | 108円 |
必要証拠金 | 5,400円 |
ロスカットレート | 107.821 |
ロスカットによる損失 | 8,320円 |
利益確定pips | 50 pips(50銭) |
利益が確定した場合の利益 | 40,000円 |
0・8ロットですと、なんとか買うことはできますが、レートが108円から107.896円になるとロスカットされてしまします。
これでは少し不安ですね。
通貨ペア | USD/JPY |
---|---|
証拠金 | 10,000円 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
売買 | 買い(ロング) |
取引量1ロット(10万通貨) | 0.5 lot |
ロスカットレベル | 20% |
USD/JPY レート | 108円 |
必要証拠金 | 8,640円 |
ロスカットレート | 107.896 |
ロスカットによる損失 | 8,320円 |
利益確定pips | 50 pips(50銭) |
利益が確定した場合の利益 | 25,000円 |
1日の変動幅はもちろん日によっても異なりますが、1円くらいの幅は想定しておいたほうがよいです。
それでも、イベントなどがあると1度に2~3円くらいの変動もあるので、そのくらいの下落にも耐えられるようにしておきたいところです。
では0.1ロットの場合はどうでしょう。
通貨ペア | USD/JPY |
---|---|
証拠金 | 10,000円 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
売買 | 買い(ロング) |
取引量1ロット(10万通貨) | 0.1 lot |
ロスカットレベル | 20% |
USD/JPY レート | 108円 |
必要証拠金 | 1,080円 |
ロスカットレート | 107.021 |
ロスカットによる損失 | 5,000円 |
0.1ロットでは1日の変動幅がほぼ1円近くにまで耐えられるようになってきました。
日によっては1円くらいの変動はありますから、もう少し安全策を取りたいところです。
あるいは、強制ロスカットを待つことなく、自分で逆指値を入れておけば、よいでしょう。
米国雇用統計のように、大きなイベントがある場合は要注意です。
イベント前後で1円以上の変動がある場合もあります。
場合によっては、大きな変動をした結果もとのレートあたりに戻る場合もあるのですが、一旦変動して、ロスカットレベルに触れてしまうと決済されてしまいますから、自分で利益確定のための指値と損切りのがめの逆指値を入れておくことも大切です。
では0.05ロットの場合を見てみましょう。
通貨ペア | USD/JPY |
---|---|
証拠金 | 10,000円 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
売買 | 買い(ロング) |
取引量1ロット(10万通貨) | 0.05 lot |
ロスカットレベル | 20% |
USD/JPY レート | 108円 |
必要証拠金 | 1,080円 |
ロスカット到達レート | 106.021 |
ロスカットによる損失 | 2,500円 |
ほぼ2円弱の下落があってもなんとか耐えられる数字です。
10,000円投資して2,500円の利益であれば悪くないですね。
もちろん、0.8ロット購入して、下落してロスカットとってしまったら諦めるので、50銭の値上がりを期待して、40,000円の利益を狙ってみるのも、未入金のボーナスならではの作戦ですね。
0.01ロットは多くの業社では最低単位となっています。
10万通貨の0.01ですから1,000通貨=1,000ドル分を買うということです。
通貨ペア | USD/JPY |
---|---|
証拠金 | 10,000円 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
売買 | 買い(ロング) |
取引量1ロット(10万通貨) | 0.01 lot |
ロスカットレベル | 20% |
USD/JPY レート | 108円 |
必要証拠金 | 108円 |
ロスカット到達レート | 98.021 |
ロスカットによる損失 | 500円 |
ほぼ10円の下落にも耐えられます。
10円下落することはそうそうないかとは思いますが、スイスフランショックのようなことがないとも限りません。
しかし、今回は、自己資金ゼロのみ入金ボーナスを使っていますから、ここまで神経質にならなくてもよいでしょう。
10,000円以上の豪華なボーナスを提供している業社がいくつかありますのでご紹介します。
初めて海外FXに挑戦して、口座開設ボーナスをもらったものの、いくらぐらい投資していいのか、どのくらいであればロスカットにひっかかりにくいのか、は知りたいところですね。
海外FXの標準的な取引単位である1ロットから、0.8ロット、0.5ロット、0.1ロット、0.05ロットと取引ロット数を変えていきながら、50銭上がったところで利益確定の設定をしておくとすると、どのっくらいの利益になるのか、 また、この取引数ではどのレベルでロスカットされるのか、など、ロット数ごとにシミュレーションしてみました。
初心者が一番始めやすい通貨ペア、USD/JPYを最大レバレッジ1000倍、50銭上がったところで利益確定の指値をしておいた場合、取引数別にロスカットレートや想定される利益などを計算してみました。