約定するとなぜか反対方向に動いてしまう

FXでは「90％の負け組の損失」が残りの「10％の少数勝ち組の利益」と言われています。
では、プロのトレーダーでないと10％の勝ち組に入れないのでしょうか？
実は、億トレーダーになった人も、もとは素人なのです。
いいえ、億トレーダーになってもプロではないのです。

負ける人が多いと言われるFXで、素人だから負ける、初心者だから負けると言うわけではありません。
それは、ちょっとした気づきがあるかないか、の差なのです。

「90%の負け組と、10%の勝ち組」のお話をしようと思います。

「買うと下がる、売ると上がる。」この、悪魔のような法則から、あなたも抜け出したいと思いませんか？
それは偶然に起こっているわけではないのです。
この「悪魔の法則」は例えばこんな風に起こっているのです。
数少ない10％の勝ち組の代表格、ヘッジファンドによる仕掛けを例に挙げてみましょう。

巨額な資金を持つヘッジファンドが、ドル円が上昇基調の時に大量にドルを購入したとします。

1ドル100円であったレートはぐんぐん上昇。 1ドル101円に。

素人個人投資家は「みんながドルを買っている！この波を逃すな！」と続々とドルを買いに走ります。
すると、ますますレートは上がり、 1ドル102円に

ヘッジファンドはオーダーブックを見ながら、個人投資家たちがいくらで利益確定したいのか、いくらでストップロス注文を出しているかを確認しておきます。

多くの利益確定売りのオーダーが入っている 1ドル102円の少し手前、101.98でヘッジファンドが一気にドルを売ります。

レートはぐんぐん下がります。個人投資家は利益確定することなく、あっという間にレートが下落するのを見て慌てます。

ヘッジファンドは多くの個人投資家がストップロス注文を入れている 1ドル99円50銭を割り込ませ、個人投資家たちの大量のストップロスが発生します。

すると、さらにレートはぐんぐん下がります。

99円まで下がったところでヘッジファンドは底値買いを入れます。
※レートはわかりやすい数字にしていますので実際のものではありません。

ここでお分かりになるかと思いますが、ヘッジファンドが、最初に値を釣り上げて以降は、値を上げているのは，あなたを含む 90％の個人投資家のみなさんなんですね。パニック買いも、パニック売りもヘッジファンドはきっかけを作ったにすぎません。

もし、地球に隕石がぶつかる！と言うニュースが流れたら、大パニックの中あなたはどこへ逃げますか？
みんなが逃げている方へ逃げてしまいますね？その根拠はなんでしょう？

実は、どこにも根拠がないのではないでしょうか？
「みんなが逃げているから同じ方向に逃げる」ということはありませんか？

これは 【群集心理】なのです。

FXでも、多くの人が買いに行くと 90％の人はその波に乗って買わないと損な気がしてしまうのです。

しかし、実際は「90%の負け組の損失が残りの10％の少数勝ち組の利益となっています。」
つまり、みんなの波に乗っていてはいけないということなのです。

しかし、あなたは波に逆らう勇気がありますか？
どんどん上昇するレートを見ながら、その上がる勢いのすごさに「まだ上がる、もっと上がる」と思っている時に、今すぐ売り注文を入れられるでしょうか？

そう、普通の人はその「勇気」がないのです。

FXは感情を移入しない方がいいともいわれますが、そうはいっても人間なのでついつい感情が入ってしまいます。

特に、例えば、買いポジションをもっている通貨ペアのレートがぐんぐん上がっていれば、「もっと行ける！」と思ってしまいがちですが、それが大口投資家の思うつぼになってしまうのです。

そうした感情移入をすっぱり切ることは難しいので、自動売買を使うことをお勧めしています。

自動売買にはEAとミラートレードの２種類がありますが、簡単に言えば、EAは中級以上向け。カスタマイズしたり、仮想サーバーを使ったり、ある程度FXを知っていないと難しいと思います。

その点、ミラートレードであれば、選んで１クリックで設定するだけなので簡単。

両者の違いを詳しく説明したページがありますのでご覧ください。

一例ですがある自動売買（EA)の成績です。
■取引回数　　421
■勝率　　　　90.97％
■損益レシオ　　0.17
■平均収益　　　8.53 USD
■投資収益率　　13.47％
■含み損益　　　0.00USD

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