FXコラム

FX(為替取引)投資失敗事例集

FAILURE STORIES
FX(為替取引)投資失敗事例集

FX(為替取引)を行う場合はリスクを十分理解した上で、極力リスクを負わない投資を行うことが大切です。
そこそこ調子よく利益を出していると、つい、不測の事態が起きる可能性を忘れてしまうものです。
分散投資を行う、ロスカットを設定する、深追いしないなどにより大きな損失を負わないルールを決めておくことをお勧めします。
ここでは失敗事例集をご紹介します。

失敗事例

損切りせずにナンピンしてしまった

少し古い話になりますが、リーマンブラザースが破綻した時のことは今でも忘れません。
あの時に大きな損失を出した人は多かったと思います。

当時、ドルを買いポジションで持っていましたが、ドル円がリーマン・ブラザースが破綻した時から3か月で17円も暴落したのです。
その時は、事の重大さがわかっていませんでした。

下がる時はあっても、どこかで上がるはず、という思いがあり、ロスカットで損をするよりも、逆に損失を軽くするため、強気に出て、ナンピン買い(※)をしてしまいました。

平均単価を下げて相場が戻るのを待つ作戦でした。
ところが、ほんの一時的に上がることはあっても、結果的に17円も下がってしまったのです。
少し上がるたびに「もう底を打ったか?」と祈るような気持ちでレートを見つめていました。

結果的に喪失が1000万円を超えたところで、泣く泣くロスカットをしました。
早い段階でロスカットをしておけばこんなことにはならなかったのに、欲をかいてしまったのが失敗でした。

それからは、必ず多少の損を覚悟で、買いを入れると同時にロスカットを設定するようにしています。
(※)ナンピン買いとは、価格が値下がりした際に、買い増しをして、保有ポジションの平均単価を下げて、値が戻るのを待つという方法。

スワップポイントを狙っていてレートチェックを怠ったことがアダに

FXを始めた頃はチャートの見方もよくわからなかったので、とりあえず500万円を元手にドル円でスワップポイントを貯めることにしました。
基本はスワップを貯めることを目的として、レートが上がれば利食いして、順調に利益を増やして行きました。

複利方式でトレードしたので、どんどん取引額は上がって行きました。
2年後には500万円の元手が950万円ほどになっていました。

取引額が増えるとスワップもどんどんたまって行きます。
よく「利子だけで生活をしている人がいる」と言いますが、いつかそうなれたら、と思っていました。
そこで、ある時期からせこせことトレードをするより、スワップが貯まればいいか、という気分になりました。

その頃からマメにレートをチェックすることもなく、週1回くらいチェックして、その時点で上がっていれば売り、変化がなければ放置していました。
そんな時、2015年8月にチャイナショックが起こったのです。

NY市場の株価が1000ドル以上も下がった日です。
ドル円の相場が一気に6円以上円高に動きました。 平常時は、少しぐらい下がってもまた戻るから、スワップの利益分で持ちこたえられるだろうと軽い気持ちでいたので多少の下落は気にしないことにしていました。

ところが、その時の相場は多少ではありませんでした。 翌日レートをチェックすると、強制決済されていましたので、これまでせっせと貯めたスワップ分は一瞬にして消えてしまいました。 スワップポイントを狙うことは悪いことではありません。

しかし、その場合でも万が一に備えてロスカットを設定すること、レートはマメに見ていることは必須でしたが、これを怠ったのです。
あの日の失敗は今でもトラウマとなって残っています。

どんどん気持ちが大きくなって・・・

いろいろな記事を読むとFXは儲かると書いてあるので試しに口座を作ってみました。
知識はまったくありませんでしたが、ビギナーズラックだったのでしょうか、

当初は10万円入金して、1日で1万円ほどの利益を出すことができました。
今思うと、ここで、FXは簡単だと思ってしまったのがいけなかったのです。
もう少し利益を増やしたいと思い、20万円をつぎこみました。 この証拠金でもう少し大きな取引をするためにレバレッジをかけるようになりました。
目標のレートに達するまで売らない、多少下がっても戻るのを待つ、というスタイルのトレードを行っていました。

「いつかは戻る」という気持ちからロスカットも設定しないで「待つ」日々が続いたのですが、目標のレートに達することもなく、それどころか相場は下落して行きました。
損失が膨らんで仕方なくロスカットを行いましたが、ほとんど利益を出すことができませんでした。
今は、訳も分からずトレードを行うのではなくまずは勉強してからと思い、コツコツ勉強しています。

両建てから抜け出せず

ユーロを買ったのですが、買ったとたん円高に傾いて、さらに円高が進んだので、買った額と同じだけの売りを入れる両建てを行って、とりあえず損失がそれ以上進まないようにしました。

損失が固定されたのはいいのですが、ここからどうしていいのかわからなくなりました。 もし、これ以上円高が進んだ場合、どこかで売った分を買い戻す、円安になった場合買った分を売ればいいのだとはわかりました。

問題はどこで買い戻す、売り戻すかです。
そのタイミングがまったくわかりませんでした。
何かアクションを起こせばそこからまた損失の穴が広がってしまう、そんな恐怖感から動くことができなくなったのです。
結局はいったんすべて決済してしまいました。

売りと買いを間違えた

経済指標の好感でドル円レートが急激に上がりました。
早く買わないと、とあせっていたのですが、そうこうしている間に2円近く円安になっていました。

ですので、今から買いを入れてもおそらくこれ以上上がることはないと思い、逆に、売り建てをすることにしました。 どんどん円安に進んでいる中タイミングを計って、少し下がる気配があるところで売り建てを入れました。
・・・と思っていました。

ところが誤って買い建てをしてしまったのです。
私の予想は当たっていて、実際それ以上円安が進むことはなく、逆にレートは円高方向に戻って行きました。 ですので、買いを入れた私はどんどん損失が広がって行ってしまったのです。

その後、再び買った価格まで戻ることはなく、怖くなってロスカットしました。
相場が急変した場合、気持ちがあせってしまうとは言え、誤発注をするとは自分でも情けないと思いました。

 
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