海外FX業者でかかる4種類の手数料について業者・口座タイプで比較

海外FX業者でかかる4種類の手数料について業者・口座タイプで比較

海外FXを始めようとしている方に向けて、手数料について解説していきます。
海外の業者で取引を行おうとするときに気になるのが、入出金手数料ではないでしょうか。せっかく利益があがっても、手数料が高ければ目減りしてしまいます。
そこで今回の記事では、海外FXの手数料について、入金・出金・取引・スプレッドを取り上げて解説していきます。手数料について詳しく知りたい方、コストを抑える方法を知りたい方にとって役立つ記事です。

海外FXにおける手数料の種類

海外FXにおける手数料には主に4つの種類があります。
手数料は取引の損益にも影響するものです。より高い利益を上げるためには、手数料の種類ごとの特徴を知っておくことが大切です。
それでは海外業者ではどのような手数料が課されるのか、4つの種類ごとに特徴を見ていきましょう。

手数料1:入金手数料

最初にご紹介するのは、「入金手数料」です。
その名の通り、入金の際に発生する手数料ですが、海外業者ではクレジットカード決済の場合は無料となることがほとんどとなります。またクレジットカードでの入金であれば24時間、常に即座に反映されるため、取引に支障が起こりにくいことも魅力です。

入金の方法は国内銀行振込・bitwallet・STICPAY・クレジットカードなどが代表となります。ただし業者によっては対応していないこともあるため、手数料の額とともに対応状況を調べておきましょう。
また出金方法は基本的に入金方法と同じとなります。入金・出金の両方にかかるコストを合計して考えるのが大切です。

ただしコストが発生したとしても、入金の頻度はそれほど多くないため、大きな負担にはならないでしょう。ただし必要となるコストであることに変わりはないため、かかる可能性があることは知っておいてください。

手数料2:出金手数料

続いては「出金手数料」について解説します。出金手数料は口座から、現金を引き出す際にかかる費用のことです。主に取引において利益が生じたときに必要となることが多いでしょう。
ただし出金する金額が大きいと、コストが無料となることが多い傾向です。コストが無料となる基準は業者により、20,000円未満、100,000円未満、400,000円未満などさまざまに違います。
また業者によっては、金額によらず常に無料とされていることも。

そして海外FXの場合は、出金手数料として業者側に徴収される手数料と、送金システムに徴収される手数料の両方が掛かる可能性があります。

出金方法は入金と同じくbitwallet・STICPAY・クレジットカードなどです。国内銀行振込を利用した場合は海外銀行送金が用いられることが多くなります。銀行を経由する出金では、手数料が高くなりがちです。
クレジットカードでは送金システムによる徴収はありません。大きな金融機関を利用するなら合計額が5,000円ほどになることも珍しくないでしょう。

手数料3:取引手数料

3つ目にご紹介するのは「取引手数料」です。取引を行うたびに必要となる手数料なので、わずかな金額でも総額が大きくなりがちとなります。ただし口座の種類によっては不要です。もしくは限りなくゼロに近い金額が設定されています。

手数料が無料のほうが良いと感じがちですが、無料の口座タイプではスプレッドが広くなる傾向です。スプレッドについては次の項目で解説しますが、スプレッドによってもコストは発生するため注意しましょう。
口座タイプごとの手数料についても後に解説するため、まずは取引ごとにかかる手数料が発生する可能性があることを知っておいてください。

手数料4:スプレッド(例外)

海外FXの取引で発生する手数料として、もうひとつ「スプレッド」があります。海外での取引にかかるコストは、基本的に「取引手数料+スプレッド」です。
そのためスプレッドを確認せずに業者選びをすると、思わぬコストがかかるリスクも考えられます。

スプレッドとは売却・購入のときの金額差のことであり、狭いほど支払わなければならないコストが低くなります。取引においてスプレッド以上の利幅をとらなければ利益はありません。そのため広ければ広いほど利益をあげにくくなってしまいます。
広さは業者により変わるため、業者を選ぶ際にはスプレッドの広さで選ぶこともポイントのひとつです。
特に超短期・短期取引では取引の回数が増えるため、スプレッドによるコストが大きくなる傾向にあります。

以上のように取引にはスプレッドと呼ばれるコストも必要となります。そのため取引手数料とスプレッドの合計金額を把握しておくことが重要です。

海外FXにおける口座ごとの手数料の違い

それでは海外FXにおける口座タイプごとに手数料の違いについて、詳しく解説していきます。海外では口座タイプが「STP口座」と「ECN口座」の2種類あり、タイプにより特徴やかかるコストが変わります。

STP口座

「STP口座」とは、取引手数料はかからないものの、スプレッドが広いタイプの口座です。
STP口座ではFX業者が市場に注文を流して、適した金融機関と照合するタイプの注文方式となります。「スタンダード口座」と呼ばれることもあり、最低入金金額が低めに設定されています。
また最低ロットも小さめであるため、初心者の方に適した口座です。少額の取引を好む方にも良いでしょう。

ただし次に解説する「ECN口座」のほうがコストの総額は安くなる傾向です。
取引手数料がかからなくても、スプレッドが広いためコストがかさみがちなことに注意してください。

ECN口座

「ECN口座」はSTP口座とは反対に、取引手数料はかかるものの、スプレッドが狭めである口座タイプです。
ECN口座では取引者の注文が直接市場へと送られ、自動的に適した金融機関と照合されます。業者の介入はないため、業者の利益となる取引手数料を支払わなければなりません。
「プロ口座」「ゼロ口座」と呼ばれることもあります。

ECN口座では最低入金額が高めに設定されています。板情報が開示されている、気配値を見られるなどの特徴もあり、経験者の方に適した口座です。大口の注文をしたい方や超短期取引がメインの方も、ECN口座の方が良いでしょう。
以上のように、海外FX業者にはSTP口座と反対の性質を持つECN口座もあります。

主な海外FX業者6社の手数料を比較

それでは海外の業者の中でもよく知られている、6社について手数料を比較していきましょう。

【業者ごとの比較】

  • Gemforex :入金手数料無料、24時間以内1回に限り出金手数料無料、取引手数料無料
  • XMtrading :入金手数料無料、出金手数料無料、取引手数料10ドル
  • FXGT :入金手数料無料、出金手数料無料、取引手数料6ドル
  • iFOREX :入金手数料無料、出金手数料無料、取引手数料無料
  • AXIORY :入金手数料20,000円以上で無料、出金手数料20,000円以上で無料、取引手数料6ドル
  • TitanFX :入金手数料無料、出金手数料無料、取引手数料7ドル

※取引手数料は往復1ロットあたりです。

海外FXにおける手数料にはさまざまな種類があります。しかし以上のようにかかるコストは業者により変わるため、コストの低い業者を選ぶことが大切です。

業者ごとに比較すると、GemforexとiFOREXが入金・出金・取引のいずれにもコストがかかりません。その他の業者でも入出金手数料は無料のところがほとんどです。
しかしAXIORYでは入出金額が20,000円未満であると、1回につき1,000円の手数料がかかります。また取引手数料も無料と1回10ドルでは長期的なコストが大きく変わるでしょう。
業者により手数料の体系はさまざまなので、取引にかかるコストはしっかりと把握しておくことが利益をあげるためのカギです。

業者選びに迷っている方は、以上の結果を参考にして、コスト面も含めて比較検討するようにしてください。

主な海外FX業者6社のスプレッドを比較

続いては主な6業者について、スプレッドを比較していきます。

【6社業スプレット比較】

  • Gemforex :スプレッド0.00~0.3(平均1.3)
  • XMtrading :スプレッド0.001~0.004(平均1.6)
  • FXGT :スプレッド0.0~0.3(平均1.4)
  • iFOREX :スプレッド(平均0.8)
  • AXIORY :スプレッド0.3~0.8(平均1.4)
  • TitanFX :スプレッド0.20~0.74(平均1.3)

※平均スプレッドは米ドル/日本円の場合です。
※スプレッドは変動するため参考としてご覧ください。

比較したのは各業者のECN口座におけるスプレッドです。
スプレッドが最も狭いのはGemforexとXMtradingとの結果になりました。平均スプレッドが最も小さいのはiFOREXです。

ただしスプレッドは通貨ペアによっても変わります。米ドルと日本円の組み合わせでスプレッドをご紹介しましたが、その他の組み合わせでは結果が変わることに気をつけましょう。
全般的に米ドルと日本円の組み合わせは狭めですが、業者によってはユーロと日本円の組み合わせの方が狭いこともあります。

ご自身がどのような組み合わせで取引をしたいのか、どちらの口座タイプを選ぶかにより、選ぶべき業者も変わるはずです。
以上の結果を参考にしながら、ご自身にあったところを選んでください。

海外FXで取引コストを抑えるコツ

海外FXではさまざまな手数料がかかりますが、取引コストは収支に影響を与えるものです。そこでコストを抑えながら取引をするためのコツについて見ていきましょう。

コストを抑えられれば、自然と利益分が大きくなるので、ご紹介する2つのポイントを意識しながら取引を行ってください。

コツ1:スプレッドと取引手数料の合計コストで考える

ひとつめのコツは、スプレッドと取引手数料の合計でコストを考えることです。「取引手数料無料」と言われると、「コストが低い」とイコールで考えてしまいがちではないでしょうか?
しかし実際には、スプレッドが非常に広いかもしれません。
単一のコストだけを重視してしまうと、合計のコストが高いことに気が付かないこともありえます。そこで大切なポイントとなるのが、合計金額を算出して業者を比較検討することです。

先に解説したように、取引手数料が無料の場合は、スプレッドが広くなりがちです。そして逆もまた然りとなります。
取引にかかる合計コストを計算すれば、本当に利益の上がりやすい業者が見えてくるでしょう。

コツ2:ECN口座を利用する

続いてのコツは、ECN口座を利用することです。
取引手数料が無料でスプレッドが広いSTP口座と、取引手数料がかかるけれどスプレッドが狭いECN口座。
結果的にコストに大差はないのではないかと感じるかもしれません。しかしコストを合計すると、ECN口座の方が低くなる傾向があります。
取引手数料の金額を上回るほど、STP口座よりもスプレッドによる手数料が低くなるためです。

1回だけの取引であれば、手数料無料の方がコストを抑えられることもあるでしょう。しかし取引回数が多くなるにしたがって、ECN口座の方がコスト面で有利になるはずです。
特にスキャルピングやデイトレード目的の方は取引回数が多くなるため、ECN口座を利用されることをおすすめします。

海外FXを始めるなら手数料から業者・口座を選んで

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、海外FXの手数料についてご理解いただけたと思います。
海外では入金・出金・取引で手数料が発生し、さらにスプレッドによるコストもかかります。ただしコストは選ぶ業者や口座タイプにより変わるため、選択次第では有利な状況をつくりだせるはずです。
今回はコストを抑えるための2つのコツもご紹介しました。業者・口座ごとにかかるコストの総額を計算して、利益の上がりやすい選択をしましょう。

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