海外FXは、国内FXと比較して各種ボーナスが充実しています。ですが、だからこそ何となく怪しいと感じている方もいるのではないでしょうか。
しかし、海外FXで充実したボーナスが用意できるのには、理由があります。なぜ海外のFX業者はボーナスが豪華なのか知りたい方のため、おさえておきたいポイントをまとめました。
この記事を読むことによってボーナスが豪華な理由や、その仕組み、うまく活用する方法などがわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
海外FX業者で用意されている代表的なボーナスにはどのようなものがあるのかについて解説します。
口座を開設するだけで受け取れるのが、口座開設ボーナスです。新規に口座を開設した方が対象となります。複数のFX業者で口座を開設すれば、各社の口座開設ボーナスを受け取ることも可能です。
選択するFX業者によってボーナスの額が大きく異なるので、よく確認しましょう。
開設した口座に入金することによって付与されるボーナスです。
例えば、入金ボーナスが100%のFX業者で5万円を入金すれば、証拠金は10万円になります。特に自己資金が少ない方は入金ボーナスをうまく活用しましょう。
ただ、上限額が定められていることが多いので、入金ボーナスを狙うのであれば上限額を超えて入金しないように注意が必要です。
取引でキャシュバックされる特典のボーナスです。取引のロット数に応じてポイントが付与されるケースが多いです。
友達紹介のほか、各FX業者で独自のキャンペーンやボーナスを開催していることがあります。どの程度ボーナスが充実しているかは選択するFX業者によって違いがあるので、比較しながら口座を開設する業者を検討してみてはいかがでしょうか。
海外のFX業者では、各種ボーナスが充実しているのが魅力です。これは、国内のFX業者と比較した場合の大きな魅力だといえるでしょう。
では、なぜ海外FXのボーナスは豪華なのでしょうか。その理由として、以下の3つが挙げられます。
特に大きな違いが、取引方法の違いです。日本国内のFX業者は「DD方式」と呼ばれる方式を採用しています。一方、海外FX業者で採用しているのは「NDD方式」と呼ばれるものです。
まず、日本国内で多いDD方式とは、顧客がFXの注文を出した注文が業者のディーラーに送られる仕組みのことです。取引は、トレーダーとFX業者が一対一の形で行うことになります。
直接的に世界の市場を相手にするのではなく、ディーラーを相手にするのが特徴です。注文を受けた際に金融機関に注文を通すかどうかについては、ディーラーが判断します。
DD方式では、通した注文でトレーダーが利益を出した場合、FX業者は損失につながるのが特徴です。反対にトレーダーが損失を出してしまった場合は、FX業者の利益となることから、FX業者の利益は相反関係にあります。
そのため、ディーラーは自分たちにとって不利に働く注文は通さず、自分たちにとって有利になる注文のみを出します。仮に勝率の悪いトレーダーからの注文を通さずにおいた場合、そのトレーダーが損をした時にすべてFX業者の収入にできるからです。日本ではトレーダーが損失を出すことによってFX業者が儲かる仕組みとなっています。
一方、海外FX業者で多いのが、NDD方式です。DD方式とは異なり、FX業者などのディーラーなどを通すことなく、注文がそのまま流れていきます。注文がそのまま通る形となるため、間にディーラーが入るDD方式と異なり、非常に透明度が高いのが特徴です。
海外FX業者はトレーダーから直接利益を得ることができないため、買値と売値の差にあたるスプレッドを主な収益としています。トレーダーが儲かるほどFX業者も儲かる形となっているため、海外FX業者としては、より多くの取引をしてもらえるように対策を取らなければなりません。
そのために行われているのが、各種ボーナスです。軍資金としてボーナスを付与することにより取引を行ってもらい、スプレッドによる収益を上げようとする考え方です。
こういった取引の違いにより、海外FX業者ではボーナスが充実しています。豪華なボーナスを用意したとしても、たくさん取引を行ってもらえばそれだけスプレッドによる収益も上がることになるので、元が取れる仕組みです。
なぜ海外FX業者では豪華なボーナスを用意できるのかについては、ボーナスの仕組みも大きく関係しています。ボーナスには、大きく分けると、キャッシュバックタイプとクレジットタイプの2種類があります。
このうち、キャッシュバックタイプはほぼ現金と同じ扱いになるものです。キャッシュバックとして受け取った現金は、FXの口座から出金ができます。
一方、海外FX業者のボーナスとして採用されているのは、ほとんどがクレジットタイプと呼ばれる種類です。
クレジットタイプのボーナスは、受け取ったとしても現金として口座から出金できません。ですが、取引をする際に現金の代わりとして利用できます。
このように、直接的に現金を配布する形ではなく、取引に活用できる軍資金のみを配布しているのが特徴です。クレジットタイプのボーナスは出金ができませんが、ボーナスで得た利益は出金できます。
そのため、トレーダーはボーナスを活用して活発にトレードを行い、利益を上げようとします。この行為が海外FX業者にとっては利益につながるため、豪華なボーナスが用意されている仕組みです。
法人税の違いも挙げられます。日本と比較すると、海外のFX業者は、法人税が安い国に拠点を構えていることが多いです。
そのため、法人税の高い日本よりも豪華なボーナスキャンペーンを用意できます。浮いた分の法人税をボーナスとしてトレーダーに還元することにより取引を増やし、自社の利益につなげている形です。
なぜ海外FX業者は日本と比較して豪華なボーナスキャンペーンを開催できるのかについて、ご理解いただけたかと思います。「豪華だからこそ怪しいのではないか」といった疑問が解決できたところで、実際に海外FXのボーナスを利用することによってどういったメリットがあるのかについても解説していきます。
ボーナスを活用すれば、自己資金をかけることなくトレードが開始できます。
例えば、海外FX業者が用意しているボーナスの中でも代表的なものとして、口座開設ボーナスがあります。
これは、そのFX業者で口座を開設するだけでもらえるボーナスです。一円も入金することなく取引に使用できるボーナスがもらえるので、まずはこの範囲内でトレードを行ってみるのも良いでしょう。自己資金を入金することなく取引を行えば、リスクもありません。
口座開設ボーナスは、口座を開設するだけでボーナスの対象になるのが特徴です。なお、対象となるのは、新規の口座開設者のみとなります。
口座開設ボーナスが用意されているFX業者を選択すれば、口座を開設した時点で取引に使える資金が用意されている状態です。「自己資金がないから、なかなかFXを始められない」と考えている方にとって、非常に魅力的なポイントといえるのではないでしょうか。
ボーナスは自己資金ではないことから、仮に取引に失敗して失ってしまったような場合でも、損をすることがありません。自己資金の場合、なくなってしまった際に損をするのは防げません。資金面でのデメリットがないので、気軽にトレードをすることにもつながるでしょう。
実際のトレードは、自身で行ってみなければ感覚がつかめません。そのため、自分のお金がなくなるリスクを背負うことなく、気軽にトレードして感覚を磨きましょう。
いくら海外業者では豪華なボーナスが用意されているといっても、ボーナスを使った取引でマイナスになってしまったらどうするのかと心配している方もいるのではないでしょうか。ですが、海外FXならではのシステムとして「ゼロカットシステム」と呼ばれるものがあります。
ゼロカットシステムとは、追証(おいしょう)を防ぐためのシステムです。
追証とは、追加の証拠金請求のことをいいます。FXは、預けた資金(証拠金)の何倍もの金額で外国通貨の売買が可能です。ですが、取引を継続するためには、必要証拠金に対する純資産の割合が一定以上でなければなりません。証拠金維持率と呼ばれるものです。
含み損が増えたために証拠金維持率が口座を開設しているFX業者の基準を下回ってしまった場合、すべてのポジションが自動的に決済される「ロスカット」が行われます。ロスカットは、それ以上損失を出さないための措置ではありますが、ロスカットされた時点でポジションが掲載されてしまうことから、損失が確定するのがデメリットです。
また、急な為替変動が起きた場合は、ロスカットが間に合わず、口座残高以上のマイナスが出てしまう可能性があります。
国内FXの場合、ロスカットによって損失が確定してマイナスが出た場合、追加で保証金を入金しなければなりません。これが追証です。
つまり、借金を背負う形となります。特にハイレバレッジで非常に大きな取引を行っていた場合、小さな変動でもマイナスが大きくなってしまう可能性があります。
一方、ゼロカットシステムを採用している海外FXでは、口座残高以上のマイナスが出てしまった場合でも追証は行われません。ゼロカットシステムとは、ロスカットが行われた際に残高がマイナスになった場合、海外FX業者が相殺してくれる仕組みのことです。
ゼロカットシステムがあるからこそ、口座に入金している資金以上に損失を負う必要がなくなります。ハイレバレッジで思い切った取引を行った場合も同様なので、非常に魅力的なシステムだといえます。
なお、すべての海外FX業者でゼロカットシステムが採用されているわけではないので、この手には十分注意が必要です。
海外FX業者では、ボーナスをうまく活用することにより、取引に使える資金を2倍にすることが可能です。これは、入金ボーナスを使用する方法です。入金ボーナスとは、口座への入金額に応じて取引に活用できるボーナスが付与されるキャンペーンのことをいいます。
海外FX業者では、入金ボーナス100%のように、非常にお得なキャンペーンを開催していることが多いです。100%のボーナスであれば、例えば10万円入金すれば同額の10万円分がボーナスとして付与されます。合計20万円で取引開始できるのが魅力です。
豪華なボーナスを用意している海外FX業者が多いものの、どの程度充実しているかについては業者によって違いが大きいです。そこで、ボーナスを重視してFX業者を比較したいと考えている方のため、おすすめの業者について3つ紹介します。
FXGTは2019年12月より開設した比較的新しい海外FX業者ですが「XM」や「Axiory」の創立メンバーや業界大手の役員クラス出身者たちによる運営が行われています。
セーシェル諸島の金融ライセンスも取得しています。 「為替と仮想通貨のハイブリッド 取引所」を売りにしています。
暗号資産専用口座があり、24時間365日の暗号資産取引が可能。
最多の暗号資産ペアの選択肢があります。暗号資産専用口座(Crypto max口座)限定キャンペーンも提供しており、暗号資産トレーダーにとっても使いやすい業者です。
最大レバレッジは1000倍、入金、出金手数料は無料、入金も出金も即時に行われるのが特長です。
最近になってボーナスはより豪華になっており、今では、口座開設ボーナス 15,000円や20,000円は当たり前になってきました。ただし、無条件に利益が出金できるわけではないことに注意が必要です。
XMは、FX業界の中では老舗と呼べる業者で、多くの利用者がいます。平日は、24時間日本人のスタッフによるサポートが用意されているので、これから新規でFX取引を始めたいけれど不安があるといった方にも向いているでしょう。
そのため、日本人からの人気も高いです。口座の種類によって変わりますが、最大レバレッジは1,000倍です。
XMでも豪華なボーナス特典が用意されています。例えば、定番の口座開設ボーナスや入金ボーナスのほか、取引額に応じてポイントが受け取れるXMロイヤルティプログラムがあります。
10分以内のトレードやXM Zero口座は対象外ですが、貯めたXMポイントは現金ボーナス報酬に交換可能です。他にも友人紹介プログラムが用意されているので、海外FX取引に興味のある知り合いがいれば、誘ってみてはいかがでしょうか。
IS6FXは、365日、24時間対応のサポートが用意されています。もともと「is6com」としてサービスを提供していましたが「IS6FX」として生まれ変わりました。
口座開設ボーナスや入金ボーナスのほか、友達紹介キャンペーンや優待キャンペーン、各種プレゼントに関するキャンペーンなどがあるのも魅力です。
他社ではないようなボーナスキャンペーンを開催していることもあります。また、期間限定のキャンペーンでは他社と比較して高額なボーナスが用意されているケースも多いです。お得なキャンペーンを見逃さないようにしましょう。
海外FXにおけるボーナスは非常に魅力的なものではありますが、いくつか注意しておきたいポイントがあります。特に注意すべきポイントについてまとめました。
海外FX業者から付与されるボーナスは、あくまで取引をするのに使える資金の扱いです。そのため、例えば口座を開設して1万円分のボーナスを受け取ったからといって、現金として口座から1万円を出金することはできません。
多くの海外FX業者で口座開設ボーナスを行っているため、複数の業者で口座だけを開設し、ボーナスで得をしようといった考え方はできないので、注意しておきましょう。
なお、海外FX業者から付与されたボーナスをうまく活用し、利益が出たような場合については、利益分のみ出金が可能です。
例えば、口座開設ボーナスで1万円を受け取り、その1万円を5万円まで増やせたとします。このようなケースでは、受け取ったボーナス分の1万円を差し引いた4万円分については、出金が可能です。できるだけ多くのボーナスを受け取り、有効活用していきましょう。
海外FX業者から受け取ったボーナスは、出金や資金移動を行った際に消滅することになります。消滅の条件については、よく理解が必要です。
例えば、1万円のボーナスを10万円まで増やし、差額の9万円を出金したとします。ですが、出金と同時にボーナスがなくなるため、口座に残しておいた1万円分のボーナス分は消滅する形です。消滅したボーナスは、仮に出金した9万円を再度入金したとしても元には戻せません。
これは、複数の口座間で資金移動を行ったような場合も同様です。
口座開設ボーナスはそれほど高額ではないケースが多いですが、初回入金キャンペーンなどでは、場合によっては数十万円分のボーナスを受けることもできます。こちらについても同様なので、十分注意しておきましょう。
まだ口座にボーナスが残っているのであれば、それらをすべて使い切ってから出金について検討することをおすすめします。
海外FXでボーナスを活用するにあたり「アービトラージ取引」についてよく確認が必要です。アービトラージとは、ボーナスを使って行う両建て取引のことをいいます。
海外FX業者では、ゼロカットシステムがあるため追証されず、口座残高以上にマイナスになることはないと解説しました。アービトラージ取引は、ゼロカットシステムを活用した両建て取引です。
例えば、2つの海外FX業者で口座を開設します。続いてそれぞれの業者で受け取ったボーナスを使用し、片方では買い、片方では売りの取引を行います。このように、同じ通貨ペアでそれぞれ買いポジションと売りポジションを保有する方法がアービトラージ取引です。
相場が動けば、片方のポジションで損失が出ることになりますが、海外FXではゼロカットシステムがあるため、損をすることはありません。ボーナスを用いた取引であれば、現金残高が減ることもないため、ノーリスクです。
また、もう一方は利益が出ているはずなので、こちらを現金として出金すれば必ず儲かる仕組みとなっています。
ですが、海外FXではこのようにボーナスを用いたアービトラージを行うことは禁止されています。隠れて行おうと思っても、ポジションの持ち方が不自然になることから、まずバレてしまいます。
さらに、海外のFX取引ではMT4と呼ばれるFX取引ツールが多く使用されているのですが、同一の取引プラットフォームを使用する場合はデータの共有が行われているため、特定される可能性が高いです。他にも、FX業者間の情報共有システムなどがあります。
仮に禁止されているアービトラージを行い、それがバレてしまった場合は、ペナルティの対象です。どのようなペナルティが用意されているかは登録しているFX業者によっても異なりますが、十分注意しておきましょう。
なにか変わった形で取引を行おうと考えているのであれば、あらかじめ規約などを確認しておくことをおすすめします。
ボーナスを重視して海外FX業者を比較する際、注目したいのがクッション機能の有無についてです。クッション機能とは、ボーナスが証拠金としての役割を果たすシステムのことをいいます。
クッション機能がある場合、入金額に加えてボーナス額も証拠金となるため、ロスカットにつながりにくくなるのが魅力です。余裕を持った取引もしやすくなるでしょう。
また、証拠金が増えればレバレッジも上がるので、大きな取引が可能です。ですが、クッション機能がない場合、受け取ったボーナスは、あくまで取引にしか使用できません。高額なボーナスは、クッション機能がついてこそ活きてくるとも言えるので、よく確認しておきましょう。
いかがだったでしょうか。なぜ海外FX業者では日本とは異なり、豪華なボーナスキャンペーンを開催できるのかについて解説しました。
「ボーナスが豪華すぎて何となく怪しい」と感じていた方も、安心につながったのではないでしょうか。ボーナスをうまく活用し、取引につなげていきましょう。
当サイトでは、各社のボーナスキャンペーンの情報や、お役立ち情報についてまとめています。海外FXについて理解を深めてから挑戦したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。