日本国内のFXと海外FXの比較

海外FX業者の証拠金維持率は?国内の業者と比較しました!

各種ボーナスを有効活用するためには、国内FXに比べて海外FX業社の方が優れているという話をしてきましたが、ここで、ロスカットリスクのお話をしたいと思います。

証拠金維持率とは?

証拠金維持率(海外FXでは「ロスカットレベル」と呼ばれています)とは、相場が下がってきて損失が発生した場合、証拠金が何パーセントを下回ったら、ロスカット(強制決済)されてしまうか、という最低ラインことです。

証拠金維持率は業社によって異なりますが、国内FXと海外FXでは、海外FXの方が、ロスカットレベルが低い傾向にあります。
つまり、強制ロスカットされにくいということです。

強制ロスカットはいきなり来るのではなく「マージンコール」と言って、危険水域になるとお知らせがとどくようになっています。

証拠金維持率は以下のような計算方法で決まります。
証拠金維持率=有効証拠金額(資産合計額+評価損益)/取引証拠金×100


分かりやすい数字で例を挙げてみましょう。
預けている証拠金が100,000円
評価損益が -10,000円
レバレッジ1000倍
ドル円為替レート 100円/ドルの時に10万通貨(=1千万円分)の買いポジションを保持
この場合、必要証拠金は10,000円となります。

証拠金維持率: 有効証拠金額(100,000-10,000)/10,000×100=900
つまりこのときの証拠金は900%ということになります。


国内FX業社の証拠金維持率

国内業社 証拠金維持率
外為オンライン ■L25 / L25mini コース■ 20%
■L25Rコース / L25Rminiコース 100%
楽天証券 50%
インヴァスト証券 100%
外為どっとコム 100%
カネツFX証券 50%
カブドトコム証券 ポジション毎にストップロスオーダー設定
SBI証券 30%
DMM.com証券 60%
GMOクリック証券 50%
トレイダーズ証券(みんなのFX) 100%
マネックス証券 証拠金維持率20%、30%、40%、50%から任意に選択
カブドットコム証券 75%
トレイダーズ証券 100%

海外FX業社の証拠金維持率(ロスカットレベル)

国内業社 ロスカットレベル(証拠金維持率)
FBS 20%
XM 20%
iForex 0%
TITANFX 20%
AXIORY 20%
LAND-FX 30%
Bigboss 20%
Myfixmarkets 20%
ThinkForeX 50%
IronFX 20%

海外FX業社の証拠金維持率が低い理由

海外FXの業社の場合、レバレッジが高めになっていますから、最大25倍のレバレッジしかかけられない国内業社に比べて、少々の値動きでも利益が出やすく、損失も出やすいことから、証拠金維持率も低めになっています。

証拠金維持率が低ければ低いほど、ロスカットされにくい反面、ぎりぎりまでロスカットされなければ、損失が出た場合は、損失分が大きくなります。
ですから、そこは自分でロスカットを設定しておくなどの対応が必要となります。
ある意味、自分の裁量に任せてもらえるというメリットはありますね。

しかし、不測の事態の場合でも、「ゼロカットシステム」のおかげで、証拠金以上の損失は発生しませんから、そこは国内FX業社に比べて大きな違いです。

まとめ

国内FX業社と海外FX業社では海外FX業社の方が最低証拠金維持率が低くなっており、よりロスカットされにくくなっています。
それは、海外FXはハイレバレッジの取引を行っているため、少しの値動きで利益も損失も膨らむ可能性があるからですが、そこは時分でロスカットラインを設定しておくなどして、自分の裁量でコントロールすることができます。
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