FXに向いている人・向いていない人の特徴と取引を始める前の準備

FXに向いている人がもっている3つの特徴: 特徴①常に冷静に行動ができる人; 特徴②短期的ではなく長期的な利益を目指せる人; 特徴③日々の学習や細かい分析や検証が得意な人
FXには向いていない人がもっている3つの特徴: 特徴①感情的になりやすい人; 特徴②学習や細かい分析などの作業が苦手な人; 特徴③失敗に対して大きな恐怖心をもっている人
既にFXをやっている人でFXをやめた方がいい人の特徴: 特徴①損切ができない; 特徴②そもそも余剰資金がない; 特徴③FXをギャンブルとしてとらえている
【手法別】性格に応じて向いているFXの取り組み方: 手法①スキャルピング; 手法②デイトレード; 手法③スイングトレード
これからFXを始めようとしている人が必要な準備について: まずは基本的な知識を身につける; 自分なりのルールを決めてそれを厳守する; いきなりトレードはせずデモトレードで練習する
FXに向いている人や初心者におすすめな海外FX業者3選！: 業者①GEMFOREX; 業者②XM; 業者③IS6FX
向き不向きを評価してFXにチャレンジ

「FXに興味はあるけど自分に向いているかわからない」などと悩んでいませんか。一定のリスクがあるため、慎重に検討してから始めたいと考えている人は多いでしょう。多くの人が考えている通り、FXには向き不向きがあります。向いていない人は対策を講じてから始めなければなりません。ここでは、FXに向いている人、向いていない人の特徴、FXを始める前の準備などを解説しています。トレードを検討している人は参考にしてください。

FXに向いている人がもっている3つの特徴

FXに向いている人の特徴として以下の3点があげられます。

特徴①常に冷静に行動ができる人

現在の状況に流されることなく落ち着いて行動できる人は、FXに向いている傾向があります。トレードで大きな損失が発生しても、いつもと同じように自分のルールを守って行動できるからです。例えば、損失を取り返すためレバレッジを大きくするなどは行いません。したがって、市場環境による多少の波はあっても、トレードの結果は安定しやすくなります。

このタイプの人がいつでも冷静に行動できる理由は、トレードに勝つこともあれば負けることもあると理解しているからといえるでしょう。毎回勝ち続けることは不可能、負けることがあるのは当然などと考えているため、損失が出ても冷静さを失いません。「『今回は』負けた」と捉えられるメンタルの強さをもっているのです。メンタルは、取引経験を積むことなどで鍛えられます。

特徴②短期的ではなく長期的な利益を目指せる人

自分で計画を立てて、長期的な視点でトレードを行える人もFXに向いている傾向があります。FXが勝ちと負けを繰り返しながら資産を増やしていく「投資」だからです。一般的に、FXの魅力は短期間で大金を稼げることと思われがちですが、このようなトレードはギャンブル的な要素が強くなります。大きく儲かることもあれば、大きく損をすることもあるため、結果は安定しにくいでしょう。

計画に基づき長期的な視点でトレードを行えば、ギャンブル的な要素や運の要素を小さくできます。つまり、実力を結果に反映しやすくなります。手元の資金を増やしていきたい場合は欠かせない視点です。ちなみに、プロトレーダーの多くは、年単位の収支を考えてトレードを行っています。

特徴③日々の学習や細かい分析や検証が得意な人

長期的な視点でトレードを行う場合、FXに関する学習を続けると利益を積み重ねやすくなります。テクニックを知っているだけで、結果を残せることもあるからです。また、日々の結果を分析・検証して、数字で考えられる人もFXに向いているといえます。そのときの感情に左右されず論理的な判断を下せるからです。

とはいえ、これらを備えていてもすべてのトレードに勝つことはできません。負けたときに原因を分析できる人もFXに向いているといえるでしょう。負けパターンを把握すれば、損失を減らせるからです。負けを冷静に振り返る強さも欠かせません。

FXには向いていない人がもっている3つの特徴

FXに向いていない人の特徴として以下の3点があげられます。該当する人は、改善の取り組みが必要かもしれません。

特徴①感情的になりやすい人

想定外の事態に遭遇すると、冷静さを失う人はFXに向いていないと考えられます。想定よりうまくいくと「さらに利益を大きくしよう」、想定通りいかないと「損失を取り戻そう」などと考えてしまうからです。もちろん、狙い通りにいくこともありますが、利益を狙ったつもりが損失を出してしまうケースや深追いして損失を拡大させてしまうケースは少なくありません。感情的になりやすい人は、結果が安定しにくいといえるでしょう。

感情を制御するため必要になるのが、自分で決めたトレードのルールです。レバレッジ・ロット数・損切りの目安などを決めておくと、想定外の事態に遭遇しても落ち着いて行動しやすくなります。ただし、感情的になりやすい人は、自分で決めたルールを守れない傾向があります。合理的な理由がない限り、例外を作らないことが重要です。

特徴②学習や細かい分析などの作業が苦手な人

努力を継続できない人もFXには向いていないといえるでしょう。FXで勝つために、さまざまな知識やテクニックを身に付けなければならないからです。例えば、情報収集を怠り、絶好のタイミングや損切りのタイミングを逃すなどが考えられます。あるいは、相場環境に合わせたトレード手法を選択できず、利益を伸ばせないなども考えられるでしょう。

同様に、FXで勝つため結果の分析も欠かせません。例えば、FXの結果が10勝10敗で、5敗の原因が同じだったとします。結果を分析する人は、負けが続いている環境でトレードを控える、反対ポジションでエントリーするなどの選択が可能です。したがって、経験を積むと勝ちトレードの割合を増やせます。結果を分析しない人は、負けた理由がわからないため経験を積んでも同じように負け続けます。利益を増やすため、学習や分析などの努力が必要です。

特徴③失敗に対して大きな恐怖心をもっている人

「手元資金を絶対に減らしたくない」など、損失に大きな恐怖を抱いている人もFXには向いていません。今がチャンスとわかっていても、思い切ったトレードを行えないからです。身の丈に合わないリスクを負うことは推奨できませんが、一定のリスクを負わないと資金を効率よく増やせません。一般的に、FXはハイリスクハイリターンな投資といわれています。リスクを取れない人は基本的に向いていないといえるでしょう。

また、損失に大きな恐怖を抱いている人は、トレードでストレスを溜める傾向があります。このままだと手元資金が減ってしまうかもしれないなどと考えるからです。前述の通り、FXは勝つこともあれば負けることもあります。この点を受け入れられない人は、トレードを控えるほうが無難です。想定外の事態に遭遇したときに、冷静さを失う原因になってしまいます。損失に対する恐怖は、長期的な計画を立てることで抑えられる可能性があります。

既にFXをやっている人でFXをやめた方がいい人の特徴

トレーダーのすべてが、FXに向いているわけではありません。次の特徴にあてはまる人は、トレードの継続を慎重に検討する必要があります。

特徴①損切ができない

含み損を確定することを損切りといいます。損切りできない人は、FXのトレードを控えるほうがよいでしょう。「もう少し待てば損失を取り戻せるはず」などと考えているうちに、損失を拡大させてしまうケースが多いからです。大きな損失をだす人の特徴といえます。損切りできない主な理由は次の2つです。

【損切りできない理由】

損切りの目安（トレードのルール）を決めていない
自分で決めたルールを守れない

損失がでると誰でも動揺してしまうため、目安を決めていないと損切りは難しくなります。損切りの目安を決める方法はさまざまですが、損失額や値幅などをもとに検討できます。いずれを用いるにせよ、自分なりのルールを決めておくことが重要です。また、ルールを決めても守らなければ意味はありません。例外を認めるときは、誰もが納得できる客観的な根拠を示しましょう。

特徴②そもそも余剰資金がない

FXのトレードには、基本的に余剰資金を活用します。余剰資金は、手元資金から生活資金と緊急用資金を除した金額です。つまり、使う予定がない資金といえます。余剰資金がない人もFXのトレードを控えるほうがよいでしょう。損失が発生すると、生活資金や緊急用資金が減ってしまうからです。この点を理解していると、損失を出せないなどの焦りが生じます。冷静に行動できないため、含み損が生じたときに損切りできず損失を拡大させてしまう恐れがあります。トレードの結果によっては、生活のため借金をしなければならないこともあるでしょう。生活に与える影響が大きいため、余剰資金がない状態でのトレードはおすすめできません。まずは、余剰資金を作ることが重要です。

特徴③FXをギャンブルとしてとらえている

一攫千金を目指してFXを始める人は少なくありません。確かに「上がる」「下がる」だけを予想すればよいため、知識がなくても運が良ければ利益を得られるでしょう。ただし、このようなトレードを続けていると結果は安定しにくくなります。勝てた理由がわからないため再現性がないからです。よく似た相場環境でも、運が悪ければ損失を出してしまいます。

また、一攫千金を目指す人はハイレバレッジをきかせることが多くなります。大きな利益を狙える点は魅力ですが、想定される損失も大きくなります。わずかなきっかけで、手元資金すべてを失ってしまうかもしれません。運任せでハイレバレッジなトレードを行っている人は、大きな損失を出す前に自身のスタイルを見直すほうがよいでしょう。一定の知識、テクニックを身に付ければ、運の要素を小さくできるためリスクを軽減できます。

【手法別】性格に応じて向いているFXの取り組み方

FXには、いくつかのトレードスタイルがあります。それぞれの特徴は異なるため、性格によって向いているスタイルも異なります。性格別に向いているスタイルを紹介します。

手法①スキャルピング

数秒から数分でトレードを完結させて利益を狙うスタイルです。1回あたりの利益は小さいですが、トレードを積み重ねることで大きな利益を狙えます。主なメリットとデメリットは次の通りです。

【メリット】

急激な相場変動の影響を受けにくい
ライフスタイルに合わせてトレードしやすい

【デメリット】

トレード1回あたりの利益は小さい
専門的な知識（テクニカル分析）を求められる

タイミングを逃さずトレードしなければならないうえ、短時間でトレードを繰り返すため、高い集中力が求められます。また、精神的な負担も小さくありません。集中力と精神力に自身がある人に向いているスタイルといえるでしょう。

手法②デイトレード

1日に1～数回トレードを行うスタイルです。名称からわかる通り、建玉を翌日に持ち越すことはありません。主なメリットとデメリットは次の通りです。

【メリット】

スキャルピングより大きな利益を狙える（トレード1回あたり）
建玉を持ち越さないため夜間の値動きを気にする必要はない

【デメリット】

短期間で売買するため大きな利益は狙いにくい（トレード1回あたり）
相場の動向によっては損失が大きくなる

スキャルピングよりトレードのスパンが長いため、為替レートを分析できると利益を狙いやすくなります。同様の理由で、トレードにあたって一定の時間を確保しなければなりません。また、その日のうちに決済するため、ルールに従い損切りできる強さも求められるでしょう。

手法③スイングトレード

1～7日程度を目安に建玉を保有し、相場の流れを捉えて利益を狙うスタイルです。短期から中期のトレードスタイルに分類されるため、超短期に分類されるスキャルピング、デイトレードよりも1回のトレードで狙える利益は大きくなります。主なメリットとデメリットは次の通りです。

【メリット】

スワップポイントによる利益を狙える
忙しい人でも取り組みやすい

【デメリット】

利益とともに損失も大きくなりやすい（トレード1回あたり）
相場の流れを見過ごすと利益を逃したり損失を被ったりする

スイングトレードは、状況を冷静に分析して行動できる人に向いています。反対に、為替レートのわずかな変動で動揺してしまう人には向いていません。時には損切りする度胸も求められます。

これからFXを始めようとしている人が必要な準備について

FXに挑戦したい人は、トレードの前に次の準備をしましょう。

まずは基本的な知識を身につける

FXを始めるため、欠かせないのが基本的な知識です。見様見真似で始めると、大きな損失を被ることがあります。最低でも、レバレッジ・ロスカット・スワップポイント・スプレッドなど、FXの仕組みに関することは押さえておかなければなりません。また、トレードの基本ルールに関する理解も欠かせないでしょう。基本的な知識は、Webサイトのほか書籍などでも学べます。これらを参考にするときは、情報の信頼性を確認する必要があります。一流トレーダーと名乗りながら、実績を残せていない人もいます。どの情報を信じてよいかわからない場合は、大手出版社が発行しているロングセラー書籍、ベストセラー書籍を参考にするとよいでしょう。これらで基本的な知識を身に付けると、情報の信頼性を見極めやすくなります。

自分なりのルールを決めてそれを厳守する

FXで安定した結果を残すため必要になるのが自分なりのルールです。ルールを決めておかないと、そのときの感情に任せてトレードを行うことになります。冷静さを常に保てればよいのですが、実際にトレードを始めると感情の波は大きくなってしまいます。欲を出しすぎてしまうこと、損失を恐れすぎてしまうことが少なくありません。感情に流されてトレードをすると多くのケースで失敗します。トレードを始める前に、自分なりのルールを設けておく必要があります。ただし、未経験者がルールを作ることは難しいでしょう。最初は、一般的なルールを守るだけで構いません。勝ち負けを繰り返しつつ、安定した結果を残せる自分なりのルールへ改正していくことが重要です。

いきなりトレードはせずデモトレードで練習する

「簡単に儲けられた」などの成功体験を聞いた人の中には、FXのトレードを今すぐ始めたいと考えている人がいるはずです。気持ちは理解できますが、いきなりトレードを始めることはおすすめできません。トレードのルールを学んだり操作環境に慣れたりする必要があるからです。各FX会社は、これらを学ぶ場としてデモトレードを用意しています。デモトレードだけで有効な疑似通貨を使用するため、操作を誤っても判断を誤っても損失にはつながりません。初心者の練習には最適な環境です。デモトレードに慣れてから、実際のトレードを始めましょう。

FXに向いている人や初心者におすすめな海外FX業者3選！

ここからは、FXに挑戦したい人におすすめの海外FX業者を紹介します。

業者①GEMFOREX

2010年に日本人が設立した会社です。もともとはFX自動売買ソフトを開発していました。自らの理想を追求するべく、新たに立ち上げたブランドがGEMFOREXです。現在は、セーシェル金融ライセンス、モーリシャス金融ライセンスなどを取得しています。特徴は、日本品質のサポート体制を用意していることです。FX初心者、海外FX初心者でもトレードを始めやすいでしょう。FX自動売買ソフト・FXミラートレードサービスを無料で使用でる点も見逃せません。また、1,000％入金ボーナスジャックポットなど、さまざまなボーナスも用意しています。口座開設を最初に検討したい海外FX業者です。

業者②XM

セーシェル金融庁のライセンスを取得している海外FX業者です。2009年に事業を開始し、世界中で100万人以上から利用されるなど、一定の信頼を獲得しています。多くのトレーダーから支持されている理由は、信託保全ではないものの分別保管を徹底しているからといえるでしょう。また、24時間日本語サポートを実施している点もポイントです。GEMFOREXと同じくボーナスも充実しています。FX初心者、海外FX初心者が口座を開設しやすい事業者のひとつです。

業者③IS6FX

センスビンセント・グレナディーン諸島で設立された海外FX業者です。FXに加え、貴金属、株価指数、エネルギー、仮想通貨を取り扱っています。新規口座開設ボーナス、ウェルカムボーナスなど、さまざまなボーナスを用意している点が魅力です。例えば、新規口座開設で証拠金5,000円を受け取れます（2023年3月時点）。リスクを負わずレバレッジ1,000倍のトレードを行えます。24時間対応の日本語サポートを開設している点も見逃せません。

向き不向きを評価してFXにチャレンジ

この記事では、FXに向いている人、向いていない人の特徴などを解説しました。前者の特徴として、冷静さを保てる、長期的な視点でトレードを行える、学習や分析を続けられるなどがあげられます。一方で、感情的になりやすい、学習や分析を続けられない、損失を過度に恐れているなどの特徴がある人は、FXにあまり向いていないと考えられます。ただし、これらの特徴を改善できないわけではありません。興味のある人は、自身の特徴を踏まえたうえでFXに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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